2015年10月29日木曜日

「展覧会をあそぶ!親子でわくわくアート鑑賞」レポート


先週の日曜日、福岡県立美術館にて
「展覧会をあそぶ! 親子でわくわくアート鑑賞」を開催しました。





この日は日曜日とあって、パパやおばあちゃんの参加も多かったです。

まずは視聴覚室にて、簡単な美術鑑賞の方法や美術鑑賞を勧める理由についての話。
続いて、子連れ美術館利用術や親子鑑賞の方法などなど。



次に、子連れにおススメスポットである図書室を見学しました。
その存在は知っていても、なかなか子連れで入りづらい場所でもありますが、
常時、絵本(アートの絵本や人気の絵本など)が置いてあり、
なんと折り紙コーナーもあるんです!

その時に開催中の展覧会に合わせた、本のセレクトもしてあり、
本を通して興味がどんどん広がるかも。
(しかも、展示室は10時からオープンなのに
こちらは9時から開いているという穴場です。)

では、いよいよ鑑賞へ!

県美コレクションの冨永朝堂の彫刻作品や髙島野十郎作品を皆で見ていきました。
形を見ながらタイトルを想像してみたり。





そして、本日のメイン会場である
「紙、やどる形」展へ。





展覧会を企画した藤本学芸員が、展覧会の見どころなどを
お話してくれました。
私たちにとって身近な素材である紙の、
多種多様な表現に触れていきます。


展示室ではのぞきこんだり、
さわったり、
親子鑑賞を実践したり、
ママやパパと子どもたちがゆっくりお話をしながら見ていきました。














































































そうそう、
県美の特徴といえば、この看板やHPでもわかるように、
人に優しいということ。

公共施設であれば、当たり前のようですが、いえいえ、これほど前面に
打ち出しているところって、数少ないと思います。




「・・・すべての人にここは開かれ、すべての人を待ち続けています。
ここが一人ひとりの心安らぐ居場所になりますように」という、
誰でもいつでもカモン!の姿勢は、ファミリーにとっても心強いものです。




今回の「紙、やどる形」展でも、ハンズさんと呼ばれる、作品と鑑賞者とを
そっと結んでくれる方が常時展示室にいらっしゃいます(写真撮り忘れ。涙)。

付かず離れずの、いい距離を保ちながら、質問にも答えてくれますし、
一緒に感想を言い合ったりして、ほのぼのとした時間を過ごせました。

その方の存在は大きく、私も子どもと一緒に見に行ったときに、
子どもにわかりやすく説明してくださったりと、何度もお世話になりました。
(ちなみに、ハンズさんはすべての展覧会にいらっしゃるのではありません)

ちなみに、ハンズさんをご紹介したく、いつもはコレクション展を鑑賞するのですが
今回は特別に企画展を鑑賞することとなったわけです。


紙展を見た後、「触りたい」「なんか作りたい」感覚に私が襲われたので(笑)、
参加者のみなさんにも色んな紙で簡単なコラージュをしてもらいました。
完成したものは、はがきとして使えます!







これを持ちまして、今年のママとこどものアートじかん2015(福岡版)の
プログラムがすべて終わります。

来年もまた福岡市内美術館の協力を得ながら、何か面白い試みができればと
思います。

どうぞお楽しみに!