

先日、嘉麻市の織田廣喜美術館で
夏休み親子ワークショップ
「ガラスいっぱいに満ちる、光の絵」を開催してきました。
「何かワークショップをしてほしい」と美術館より依頼があり、
内容を考えているちょうどその頃に
東日本大震災がおこりました。
ですから、この親子ワークショップでは、
これまであたりまえと思って見過ごしてきた
ものを、目に見える形にして、今一度考えてみる
機会にしようと思いました。
織田廣喜美術館には、一面ガラス張りの壁があり、
緑の山々や美しい芝生の公園が見渡せます。
ワークショップでは、
ガラス壁面にその日だけ特別に
人の絵を描きました。



子どもは、親が子どもだったころの姿を想像して。
大人は子どもが成長した姿を想像して。
絵を描く前に、親が子供のころのエピソードを話をしたり、
子どもが夢を語り、それを絵に描いたり
じっくりと親子の語りの時間をとりました。
そして、そこで生まれたものをガラスいっぱいに描いていきました。


今回のワークショップで、
親子のつながりや関係、自分の住むふるさとなどを
改めて見つめるきっかけになればと思います。
そして10年後、親が子どもへ宛てた手紙とともに
子どもが描いた大人になった自分の絵も
懐かしく見てもらえれば・・・・
最後にみんなで撮った記念写真。
過去(親が子どもだったころの姿)・現在(いまの自分たち)・未来(子どもの未来の姿)が
ふるさとの景色に溶け込んだ一枚となりました。
(この光の絵は、しばらく展示していただけるそうです。)