2013年5月23日木曜日

「基本のごはん」開催しました

今年の第1回目は「基本のごはん」です。




講師は「石堂橋 白つぐ」の白次亮一さん。
京都・東京・オーストラリアと修行・経験を重ねられ、
博多区の御供所にお店を出されている、
注目の若手料理人です。



旬の素材をいかし、見た目も美しい料理の数々が
福岡の食通の間でも話題のようです。

今回は、プロの技を目の前で見せていただき、家庭でも
いかせるコツを伝えていただきました。
独身時代は自炊しなかったという(←そういうものなんですね)白次さん。
結婚されて驚いたことは「家庭のキッチンの狭さ」だそうです(笑)




素材も道具も一流で「ほ~」っと、
感心することばかりですが、
こうやって手間暇かけることで、
シンプルだけど力強い素材のうまみが
和食の「基本」となっているのがよくわかります。



 
ダシの取り方を中心に、最初は昆布のみ、そして鰹節投入、さらに醤油投入と、
ダシを使ったバリエーションを教えていただきました。


本日のメニューは
ご飯
味噌汁
切り干し大根
茄子の揚げ出汁

そしてご厚意により、「手作りカステラ」のデザートも!



出来上がったお食事をいただきながら、
第2部プチアート・トーク「苦いか甘いか?アートのうまみ」が始まりました。

講師は今回でママート登場3回目となる、
福岡県立美術館学芸員の竹口浩司さん。



「美術館のお笑い担当です~」と軽やかな京都弁で
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」やゴッホの「馬鈴薯を食べる人々」といった、
有名な絵に登場する「食」にまつわるお話や、県美所蔵の作品のエピソードなど
笑いを交えつつマジメにお話いただきました。



最後にご紹介いただいた川口倫子さんの印象的な写真。
おばあさんが「おむすび」をぎゅっと握っている、手元を写したものです。
「米粒は見えていないけれど、日本人だったら誰でもわかる」と竹口さん。
食にまつわる様々な表現をご紹介くださいましたよ。

そこにあるだろう「おむすび」を想像し、
ダシの香りに包まれた会場にいた私は、胃がけいれんをおこしそうなくらい
幸せな空腹感を味わっておりました(笑)。


食もアートも「作って、味わう」。
ママたちにも二つのうまみを楽しんでいただけたかと思います。

次回は6月4日、福岡の伝統工芸・久留米絣にちなんだ「天然藍で染める」講座です。
キャンセルがでて、若干空きがございます。
ご参加お待ちしております!

 



【アンケートより 一部抜粋】

・アットホームな雰囲気でよかったです
・子連れで不安でしたが、サポートがとてもありがたく楽しむことができました
・プロのレシピや作り方を見る機会はないので、とても楽しかったです
・食後におしゃべりができたり、質問に答えていただける時間がよかった
・子連れで全然OKな感じがよかったです。
・とてもリフレッシュできました
・県立美術館に久々に行ってみたくなりました