先週の土曜日、アート・ベース88にて
「報告会+トーク」を開催しました。
今年度のイベントの締めくくりでもあり、
またママ以外の方にも活動の内容を知って
いただく機会を作ろうと、これまでの活動内容や趣旨、
企画に際して心がけていることなどを
お話ししました。
また後半のトーク
『子どもとアートと社会」と、私たちができること。』では、
美術家のオーギカナエさん、
デザイナーで福岡子ども情報web「こどもの」を
主宰している中川たくまさんに、
それぞれ地域社会に関わるお仕事について
スライドを交えてご紹介してもらいました。
左から:中川たくまさん、オーギカナエさん
福岡市美術館のキッズコーナーを
制作したことでも知られるオーギさん、
実は二児の母。
母となってからは、人と交流しながら
制作することに興味が移り、
幼稚園児を対象としたアート講座も
担当されています。
子どもの心に残った想像力の種が
いつか芽吹き、それぞれの生活に息づいて
くることを信じ、願いながら取り組んでいるそうです。
中川さんはデザイナーという立場で
児童養護施設や福祉施設などに
自ら出向いて関わりを持ち、
丁寧に話しを重ねた上でデザインができることを
見つけ出し、実行されています。
「かっこいいものがデザインではないんですよ」
という言葉に、はっとさせられました。
(中川さんのお仕事の一端を見られるサイトはこちら)
生活がどんどん便利になっていく今日、
そこから少しずつ こぼれ落ちていくものの中に
何か大切なものが詰まっているように感じます。
いま子どもの置かれている現状をまず知ろうとすること、
そして大人がそれぞれの立場から
地域社会を構成する一人として
何ができるのか真剣に考え向き合うこと。
そこにアートのエッセンスが加わることで、
新たな価値体系や時間や場所が生まれて
くることのではないかと。
これからも「大人の責任」として
携わり、考えていきたいです。
*今年度、ご参加くださいました
みなさま、ご協力いただきました
みなさま、誠にありがとうございました。
来年度も「アート色」を増して、
企画考え中です!
*報告会+トークの様子は
アート・ベース88さんのブログにも
リポートされています。